「住宅ローン」について
住宅ローンは他のローンに比べて低金利で借りることができるローンです。銀行の審査は厳しく、きちんと返せる人にしか貸してくれない資金です。逆に言えば返せると判断してくれたからこそ貸してくれる資金ですので、借りるご本人が返せないほどの金額を借りることはできません。銀行から承認がおりた金額は返していける金額と判断し、安心して借りてよい金額といえるかもしれません。

また、住宅ローンに含めることができる諸経費とできない諸経費があります。各銀行によっては諸経費の扱いが異なるので、住宅ローンを組むときに銀行担当者に必ず確認しなければなりませんが、おおよその金融機関が住宅ローンとして可能となる諸経費は下記のとおりです。
・登記費用
・住宅ローン関係費用
・設計費用
・固定資産税(土地取得時)
認められないものとしては…
・土地の仲介手数料
というのが一般的でしょう。
【借入額について】
予算を考えるときに考えるべき借入金額には…
①自身が「借りたい金額」
②金融機関の審査による「借りることができる金額」
③実際に「返済できる金額」
の3つが上げられます。
① の「借りたい金額」は家づくりにかかる費用の中で自己資金以外の金額です。資金計画から導します。
② の「借りることのできる金額」は自身の勤務先、年収、また土地の担保価値などその他の条件より銀行が貸してくれる金額です。住宅ローン審査を申し込む銀行が判断しますので、どこでも同じというわけではありません。
③の「返済できる金額」は②で借入れ可能な最大限まで借り入れてしまうのは良い資金計画とはいえません。将来にわたり、ご自身やご家族の日常生活に支障をきたしてしまわない範囲での借入れ金額のことです。
※特に③について心がけることが大切です。